Morandi:モランディ

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Giorgio Morandi

Center for Italian Modern Art:421 Broome Street, 4th floor

09 OCTOBER 2015 – 25 JUNE 2016

CIMA is open exclusively for guided tours of the Giorgio Morandi exhibition on Fridays and Saturdays

at 11am, 1pm, 3pm, and 5pm.

マンハッタンでは古いビルディングがどんどんホテルに改装され、この数年NYを訪れる観光客も増え

続けているようです。その影響かどの美術館もラッシュ時のように込んでいる事が多いです。そんな

中、実にゆっくりとくつろいで作品を鑑賞できる展覧会へ行ってきました。Center for Italian

Modern Artで開催中の Morandi展です。予約が必要でツアーに参加する事になっています。チケット

は$10ですが、その分以上の満足感があると思います。

 

まず明るいモダンなキッチンでコーヒーかエスプレッソを飲みながらくつろいで。

コーヒーに使われていたのはPantone color のカップです

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置かれている物一つ一つが何気なくデザインのセンスの良さを感じさせてくれます。

レンジフードの上の赤い物は未来派のFortunato Deperoがデザインした Campari Sodaのボトル。

コートルームの照明器具もカンパリのボトルでできていました。:

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Giorgio Morandi (1890-1964)  はイタリア北部のBolognaに生まれます。Bolognaの中心に

あった自宅兼スタジオと郊外の山の中のGrizzanaで人生のほとんどを過ごし、瓶、壷などを

モチーフにしたたくさんの静物画(と少しの風景画)を描き続け、生まれた家で未婚の三人

の姉妹と生活し、そこで亡くなりました。

数少ない自画像:

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この展覧会はあまり知られていないMorandi が表現の試行錯誤をくりかえしていた1930年代

の作品中心に、形而上絵画の影響を受けた作品1916-1922の作品とすでに表現が確立された

晩年の作品が数点のエッチングと共に約40点展示されています。

MORANDI-cactus Cactus 19717/1919

1930年代の作品:

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1930年代の作品:

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Watercolor:

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1930年代にエッチングを教えていた頃の作品:

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Morandi が自分で作ったモチーフ用のオブジェ、描く時に見える部分だけが必要だったので後ろ側は

平たくなっています。他にも木のブロックを紙で包んだり、瓶の内側に白いペイントを流しガラスの

反射の中に色が見える物と、瓶の表面に白いペイントを塗った物の違いにこだわるなど表現のために

細かい工夫をしていたそうです。

 

絵が小さくなってしまいましたが、同じモチーフをキャンバスのサイズを変えて描いています。

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ファニチャーもいい感じです。

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1963年の作品:

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ゴールドのフレームはあくまでも絵を買ったオーナーの選択だそうです。

 

2014年にオープンしたCenter for Italian Modern Artは一年間に展覧会の企画が一つだけだそうです。

ツアーの始まりのスピーチで”スローアートをめざしている”とスローフードをもじって冗談半分に言

っていましたが、次々にクリックしていかなければいけないようなペースになってしまう日常から意

識的にスローダウンするとアートの見え方も違ってくるかもしれません。

http://www.italianmodernart.org/current-exhibition/

 

この展覧会は見逃してしまったのですが、少し前にチェルシーであったモランディ展

(このサイトで作品が見れます):

http://www.davidzwirner.com/exhibition/giorgio-morandi/?view=works

 

 

 

 

 

 

 

Categories: Gallery and Museum

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