Calder: Hypermobility カルダー 1

Calder: Hypermobility

The Whitney Museum of American Art;Jun 9–Oct 23, 2017

少し前に見て来たCalder: Hypermobilityはダンスとシアターに大いに興味を持っていた

Alexander CaldeAmerican1898 – 1976)の初期の作品をホイットニー美術館のパーフォー

マンスのキューレターJay Sandersが企画したCalderの意図した”in motion “に焦点を当てた

展覧会です。

 

Calderは1920年代パリとニューヨークを行ったり来たりしていました。その頃Calderはワイヤー、

布、紐、コルクの栓などで”Cirque Calder”(ミニチュア・サーカス)を作り、自分のアパートで

自分でパフォーマンスをして見せてパリのアヴァンギャルドの中で有名になっていました。アー

ティストたちとも親交を深めその中にはMarcel Duchamp, Piet Mondrian, Edgard Varese, Fernand

Legger などがいました。またwire sculptureで具象的な人の顔なども作っていた時期ですが、

同時にkineticismの実験も始めています。

 

そして1930年にMondrianのスタジオを訪問した時にインスタレーションと言えるたくさんの色の塗られた長方形の厚紙で覆われた壁を見た事でショックをうけ、それをきっかけに急速にabstractionへと向かっていきます。

 

Alexander Calder, Square, c. 1934

 

 

1931年の秋DuchampがCalderのスタジオを訪れた時、Calderが小さなモーターで動く作品を”何と

呼んだらいいのか”とDuchampに訊ねます。Duchampが“Mobiles.” と答えますがフランス語の

mobile には“that which moves”(動く物)と “ motive”(動機)という二つの意味があるそうです。

動機という意味には少し悪巧みも含まれているような、Calderの遊び心も感じとれる響きがある

ようです。

 

Alexander Calder, Machine motorisée, 1933

 

見えにくいと思いますが、空気の動きでGong(どら)が鳴る仕掛けです。

 

一つこんな木彫もありました。Double Cats (1930)

 

<その2へ続く>

 

 

 

 

 

Categories: Gallery and Museum

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