Agnes Martin:アグネス・マーティン-2

Agnes Martin

Guggenheim; October7 – January11, 2017

<その1より>

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1957年45才でアートディーラーBetty Parsonsの勧めでNew Yorkへ移りダウンタウンでも

南のシーポートエリアのアーティストのサークルに加わります。(Ellsworth Kelly と James

Rosenquistとロフトをシェアーして、すぐ近くにRobert Indiana, Jack Youngerman, Ann

Wilson, Lenore Tawney が住み、Jasper Johns とRobert Rauschenbergもわりと近くに住み、

Barnett Newmanのスタジオも近くにあったそうです。そしてAd Reinhardtとも親しかったそう

です。)その頃を機に作品はシンプルでジオメトリックな傾向になっていきます。

New Yorkでだんだん評価は高まってきていたのですが、1967年に突然制作を一切止めNew York

を離れ1年半旅をします。そしてNew Mexicoに落ち着いた後も制作を開始するまでに4年ほど

かかりますが、アドベ(Adobe)の家を自分で建てて生涯一人で住み(1993年からは高齢者ホーム

に住む) 、92才で亡くなるまで作品を描き続けました。

 

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ミニマルで静かな表現のスタイルはミニマリストに近いのですが a “late, late Abstract Expressionist,”

とMartin自身が言っているようにMartinが表したかったものは joy, innocent,love、freedomであり内容

は抽象表現主義の系列にあると言えます。Martinが一番好きだったはMark Rothkoの作品だったそう

です。

 

部分のディテール;アクリルペイントを薄めたものを使っている。

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Martinはコロンビア大学時代、鈴木 大拙 貞太郎 の禅についてのレクチャーを聞いてからアジアの思想

にも興味を持ったそうです。またこれは全く私の個人的な推測ですがschizophrenia(統合失調症)の

発作があった事もあるという精神状態にとっても、瞑想的で繰り返し多い作風はセラピーにもなって

いたのではないかと思います。

 

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波をみたり雲の流れを見たりするような感覚、具体的な視覚的な形を用いずにそういう自然の中での

経験を表したいとMartinは言っています。

 

部分のディテール;

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部分のディテール;

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ごく晩年の作品;

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この展覧会を見た後の印象は薄い色の静かなタッチから受けるものとはちょっと違ったMartinの生き様

のパワフルさでした。

“I would like [my pictures] to represent beauty, innocence and happiness,” she said.

(撮影はOKでした。)

 

https://www.guggenheim.org/exhibition/agnes-martin

 

参照;The Joy of Reading Between Agnes Martin’s Lines

http://www.nytimes.com/2016/10/07/arts/design/the-joy-of-reading-between-agnes-martins-lines.html?_r=0

 

 

 

 

 

Categories: Gallery and Museum

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